RASHは25年以上に渡ってマニア・ジャンルのコンテンツを発信してきた出版・映像制作会社です。会社創設は1987年。風俗ライター、ピンサロ評論家だったラッシャーみよしが、雑誌の編集プロダクションとして立ち上げました。初期の功績としては、AVにおいてさえ、顔射が普及していなかった時代に雑誌で初めて顔射シーンのあるコーナーを取り入れたことです。雑誌は大洋書房から発行されていた『マスカットノート』。このコーナーは後にザーメン専門誌『GAL’Sシャワー』(大洋書房・1994年創刊)へと発展し、RASHが制作を担当しました。この頃のRASH社員は毎日のように撮影で発射。会社はザーメン製造工場と呼ばれていました。
その頃に、ラッシャーみよしが友人とともに立ち上げたのが、超マニアック・メーカーとして知られた「ハウスギルド」です。1990年に伝説の食糞作品『便所虫』を制作・発売(当時はHBV企画名義)。その翌年に記念すべき日本初のネバスペ・ビデオ『ゴックン・胃袋まで精液くさい女』を制作・発売しました。後にラッシャーみよしは「ハウギルド」を離れますが、ザーメンとスカトロという嗜好はこの頃から色濃く出ていました。その後、大手メーカーがザーメン・ビデオに参入し、マニア作品が「商品化」してくるのにともない、「つまらない」という理由でラッシャーみよしは監督業を一時引退。雑誌業に専念していましたが(したがってRASHの映像部門は消滅)、主観撮影で有名な「アウダースジャパン」に監督として迎えいれられ、その作品を大切にする社風に触れる中で、再び、映像制作への情熱に火がつき、マニア系独立メーカーとして再編したのが現在のRASHです。
メーカーとしての立ち上げは、2009年7月。女王様がゲロとウンコでM男をいじめ抜く『ゲロスカ痴女 真鍋あずさ』が最初の作品です。監督はもちろんラッシャーみよし。どうしてもM男にゲロを食べさせる女性の映像が撮りたい…という素朴な欲求から生まれた作品でした。
RASHの作品は5つのレーベルにわけられます。ザーメン・ゴックンはジャンクショップと精液本舗。痴女や女王様がゲロやウンコでM男をいじめるのがビザールハウス。さらに粘着質に体液にこだわったのが体液本舗。SMとフェチがビザールスタイルです。一見、バラバラですが、いずれも、ラッシャーみよしが少年時代からこだわり、得意にしてきたジャンルです。すでにお分かりのようにメーカーとしてのRASHはほとんどラッシャーみよし個人と重なっています。マニアックなものを徹底的に大切に作る、これがRASHの基本方針です。商業主義とは一線を画し、長く愛されるメーカーを目指しますので皆様のご支持を心よりお待ちしています。